2010年02月01日
市民大会ミックスダブルス2010・第3日(詳報)
快晴。
そして、この季節にしては気温も高めで比較的あたたかい。
うれしいコンディションだ。
そんな中、準決勝の3セットマッチが始まった。
対戦相手の男性は、事前のネット検索によれば10~15年ほど前には実業団などで結構なご活躍をされていた様子。
おそらくはご夫婦であろうそのペアで他の市民大会の優勝経験もあるようだ。
先週、そのプレイ姿は見られなかったが、経歴からしてベテランの上手さで勝ちあがってきたのだろう。
試合前練習で男性のキレイなフォームを見て驚かずに済んだのも、そうした情報があったから。
もしかするとウッドラケットの時代からテニスをされていたのかもしれない。
試合の序盤はサービスキープが続く。
相手女性はロブが多い。スマッシュを打たせぬよう、深い配球を心がけているようだ。
こちらはこの戦術にまんまとひっかかってミス、という展開だった。
しかし、わかってしまえばこっちのもの。
無理して打たずにつなぐ。そのうちに浅くなる。そこをスマッシュでたたく。
徐々にペースをつかみつつ2-2で迎えた第5ゲーム、そのゲームポイントで、ジャッジをめぐり、ひと悶着あった。
相手男性がベースライン付近からあげてきたロブ。
どう見てもアウトボールだ。ラッキー。
そう思った瞬間に、声がかかった。
タイム!
隣のコートからボールが入ってきたからやり直し、という主張である。
おいおい、そりゃダメだってば。
打った後にタイムと言われましたよね? 打った後ですから、こちらのアウトが有効です。
・・・という趣旨のことを申し上げたワタクシの口調、実際にはかなりキツかったらしい。
そのポイントが当方の得点であることは認めつつも、コートチェンジの際に、
どのタイミングがOKで、どのタイミングで言ったらダメなんですか?
打った後だってボールが入ってきたら気になるでしょ。
と質問してきた。平静そうに見えるが、内心では気分を害しているかも。
ボールが空中にあるうちでしたが、もうアウトであることがほぼわかっていたタイミングでしたので…
こういうときの物の言い方は、相方の方がはるかに上手い。
相手さん、一応は納得。
一方で、ワタシは相方から諭された。
あんな言い方は良くないよ、と。
確かに。ついアツくなっちゃったのよね。スミマセン。
(対戦相手の方には試合終了後に謝ったです。反省。)
ちなみに、打った後のコールに関するルール上の扱いですが、「明らかなアウト及び明らかなエースは有効」が正解でした(大会運営のFAQにドンピシャのQ&Aがあることを後で発見)。
この後の展開はあまりきちんと覚えていないのだが、こちらが決める、相手がミスる、で一方的に。
セットカウント 2-0 (6-3、6-0)のストレート勝ちである。
ふぅ、決勝進出が決定だ。
Bクラスの我々が戦うコートの3つ隣、Cクラスの準決勝は、まろまろ・ゆうゆ夫妻。
8ゲームプロセットのこの試合、こちらと同時進行だったので全く見られなかったが、2-8敗退とのこと。
力を出し切る前に終わっちゃった感じだそうで・・・残念。
来年、1コ上のクラスでがんばりますか。
さて、本部に勝利報告をしにいくと、「次の試合、すぐに入れますか?」の声。
反対ブロックはDEFにより試合することなく決勝進出が決定しており、相手さんはお待ち状態らしい。
お待ちかねのそのペアは、モコさん・今晩いかがぁ~さん組が準々決勝で惜敗した相手だ。
相方に確認。 大丈夫、すぐに行けます。
大会本部にOKの返事をしたら、15分後に開始とあいなった。
よーし、やったるぜ。
試合前練習。
男性が上手い。今大会の対戦相手で一番の腕前だ。
高速ストローク、スピンの効いたサーブ、ミスしないネットプレイ。
強敵じゃないの。やりがいあるねぇ。
一方、女性の方は、ストロークこそしっかりしているものの、ネットプレイはさほどでもない感じ。
ねらいめは、ココか。
で、試合開始。
既に2セット戦っている我々に対し、この日の初戦となる相手さん。
このことが序盤はこちらに有利に働く。
既に一汗かいて存分に動けているのと、気温高めとはいえ冬の寒さで待機していた状態とでは、プレイの質が違ったのだろうと思う。
とんとんとリードして4-1。ひょっとして楽勝?
しかし、ここから相手さんのエンジンがかかり出す。
4-2、4-3、5-3、5-4。やばい、追い上げムードになりかねない。
第10ゲームはワタシのサーブ。
この試合ではここまで封印していたフラットサーブの解禁だ。
いけ! YouTek Prestige!!
ちゅどーん!
第1セット、6-4でゲットだぜ。(笑)
続く第2セットである。
相手ペアは、おや、サーブ順、変えなかったのか。女性のサーブからである。
あくまで太陽を背にしたコートは女性からって考えなのかな。
ここを、ブレークできそうでできなかった。
おっと、良くない流れ。
1セット戦ってみてはっきりわかったことだが、相手男性の決定力はハンパではない。
しかも、コートカバーリングもすばらしく、女性側に打ったボールもかなりの高確率でひろってくる。
それもチャンスボールを甘く返すのではなくきちんと凌ぎのボールになっている。
彼、タダモンじゃないな。
(後で調べたら、4年前のAクラス第3位に同じお名前を発見。別人の可能性もないではないが、同一人物と言われても納得の強さである。ちなみに、4年前なので(その後、市民大会に出ている形跡はないので)、誰かさんと違い、レギュレーションには一応引っかからない。笑)
一方、サーブ順を変えた我が方。第2ゲームのワタシのサーブをブレークされてしまった。
あちゃ。
ゲームカウント0-3のビハインドだ。
ここで、ゲームカウントを間違えたワタクシ、スコアボードを1-2にしてコートチェンジしたのだが、ネット裏の相手ペア応援団が口々にブーイング。「間違ってるよ!」って、それ事実ではあるけれど、外野から言うのは違反では?
闘争心に火がついたワタシ。そして、相方も静かに燃える。
こんなうるさく口汚い応援団に負けてられるか。
(そういえば、2回戦で当たった口汚い男もここのクラブだったっけ。下品な応援が流儀なのかね。やだやだ。)
しかし、ゲームカウント4-4にまで一旦は追いついたものの、40-40からの一本勝負を取れずに、最後は振り切られた。うーん、残念。
第2セットは4-6で相手さん。これでセットカウント1-1、ファイナルセットに突入である。
ついでにいうと、ニューボールに交換なのだった。
ワタクシ、ひそかに思い起こす。
学生時代から通算しても、3セットマッチをフルに戦った経験は決して多くない。
だが、フルセットにもつれて負けた経験がないのだ。
負けるときは0-2のストレート。1セットでも取ったときは、必ず勝利を呼び込んできた。
ふん、今回も負けるわけがない。
サーブはフラット、スピン、スライスを織り交ぜ、なるべくサーブ主導でのポイントを積み上げる。
相方のサービスゲームでは、ポーチ出まくり、フェイントかけまくりでプレッシャーをかけ、相手を混乱させる。
リターンゲームでは、女性の頭をロブで越してしまうのではなく、まずハイボレーをさせる。相手男性がカバーに入ってスマッシュくらうよりも、こっちのほうが断然楽だ。
で、最後は相手のボールがこちらのネットを越さずに。。。
優勝決定。
スコア 2-1 (6-4、4-6、6-1)
大願成就である。
隣のコートでAクラスの決勝が行われている。
あちこちの市民大会、区民大会でよく見かけるベテラン男性のペアと、先日の団体戦でワタシとNori君ペアがコテンパンにやられた、有名大学テニス部出身の若いオニーチャン(とその奥様)のペア。
白熱の展開。
あっ、オニーチャン、ラケット叩きつけた! マッケンローみたい。
かわいそうなアエロプロドライブである。いいラケットなのに。
ラケット虐待はペナルティだよ。(セルフジャッジにそんなのあるのか知らんけど。)
良くも悪くも、本当に若い。
それでも、結局、最後は優勝した。強いなぁ。
我がクラブ、実は、前日に盛大な新年会が催されていたのである。
ワタシも参加したかったけど、早くからこの日程は決勝前日だと判っていたので、出欠についてはギリギリまで保留。
ガマンした甲斐がありました・・・。(テニス>酒)
付き合いの悪いワタシで申し訳ない!
今晩いかがぁ~?こと、下ネタ女王さん、寝不足(?)にもかかわらず、応援に来ていただきありがとうございました。
二日酔いの皆さん、応援メールなどありがとうございました。
ラケットも、ほんといい感じでした。
(ほぼぶっつけ本番でいきなり使ったのに、全く問題なし。むしろコントロール性能UP↑。)
さて、今のままだと勝てないクラスにしかだんだん出られなくなってくなぁ・・・がんばらなきゃ。
そして、この季節にしては気温も高めで比較的あたたかい。
うれしいコンディションだ。
そんな中、準決勝の3セットマッチが始まった。
対戦相手の男性は、事前のネット検索によれば10~15年ほど前には実業団などで結構なご活躍をされていた様子。
おそらくはご夫婦であろうそのペアで他の市民大会の優勝経験もあるようだ。
先週、そのプレイ姿は見られなかったが、経歴からしてベテランの上手さで勝ちあがってきたのだろう。
試合前練習で男性のキレイなフォームを見て驚かずに済んだのも、そうした情報があったから。
もしかするとウッドラケットの時代からテニスをされていたのかもしれない。
試合の序盤はサービスキープが続く。
相手女性はロブが多い。スマッシュを打たせぬよう、深い配球を心がけているようだ。
こちらはこの戦術にまんまとひっかかってミス、という展開だった。
しかし、わかってしまえばこっちのもの。
無理して打たずにつなぐ。そのうちに浅くなる。そこをスマッシュでたたく。
徐々にペースをつかみつつ2-2で迎えた第5ゲーム、そのゲームポイントで、ジャッジをめぐり、ひと悶着あった。
相手男性がベースライン付近からあげてきたロブ。
どう見てもアウトボールだ。ラッキー。
そう思った瞬間に、声がかかった。
タイム!
隣のコートからボールが入ってきたからやり直し、という主張である。
おいおい、そりゃダメだってば。
打った後にタイムと言われましたよね? 打った後ですから、こちらのアウトが有効です。
・・・という趣旨のことを申し上げたワタクシの口調、実際にはかなりキツかったらしい。
そのポイントが当方の得点であることは認めつつも、コートチェンジの際に、
どのタイミングがOKで、どのタイミングで言ったらダメなんですか?
打った後だってボールが入ってきたら気になるでしょ。
と質問してきた。平静そうに見えるが、内心では気分を害しているかも。
ボールが空中にあるうちでしたが、もうアウトであることがほぼわかっていたタイミングでしたので…
こういうときの物の言い方は、相方の方がはるかに上手い。
相手さん、一応は納得。
一方で、ワタシは相方から諭された。
あんな言い方は良くないよ、と。
確かに。ついアツくなっちゃったのよね。スミマセン。
(対戦相手の方には試合終了後に謝ったです。反省。)
ちなみに、打った後のコールに関するルール上の扱いですが、「明らかなアウト及び明らかなエースは有効」が正解でした(大会運営のFAQにドンピシャのQ&Aがあることを後で発見)。
この後の展開はあまりきちんと覚えていないのだが、こちらが決める、相手がミスる、で一方的に。
セットカウント 2-0 (6-3、6-0)のストレート勝ちである。
ふぅ、決勝進出が決定だ。
Bクラスの我々が戦うコートの3つ隣、Cクラスの準決勝は、まろまろ・ゆうゆ夫妻。
8ゲームプロセットのこの試合、こちらと同時進行だったので全く見られなかったが、2-8敗退とのこと。
力を出し切る前に終わっちゃった感じだそうで・・・残念。
来年、1コ上のクラスでがんばりますか。
さて、本部に勝利報告をしにいくと、「次の試合、すぐに入れますか?」の声。
反対ブロックはDEFにより試合することなく決勝進出が決定しており、相手さんはお待ち状態らしい。
お待ちかねのそのペアは、モコさん・今晩いかがぁ~さん組が準々決勝で惜敗した相手だ。
相方に確認。 大丈夫、すぐに行けます。
大会本部にOKの返事をしたら、15分後に開始とあいなった。
よーし、やったるぜ。
試合前練習。
男性が上手い。今大会の対戦相手で一番の腕前だ。
高速ストローク、スピンの効いたサーブ、ミスしないネットプレイ。
強敵じゃないの。やりがいあるねぇ。
一方、女性の方は、ストロークこそしっかりしているものの、ネットプレイはさほどでもない感じ。
ねらいめは、ココか。
で、試合開始。
既に2セット戦っている我々に対し、この日の初戦となる相手さん。
このことが序盤はこちらに有利に働く。
既に一汗かいて存分に動けているのと、気温高めとはいえ冬の寒さで待機していた状態とでは、プレイの質が違ったのだろうと思う。
とんとんとリードして4-1。ひょっとして楽勝?
しかし、ここから相手さんのエンジンがかかり出す。
4-2、4-3、5-3、5-4。やばい、追い上げムードになりかねない。
第10ゲームはワタシのサーブ。
この試合ではここまで封印していたフラットサーブの解禁だ。
いけ! YouTek Prestige!!
ちゅどーん!
第1セット、6-4でゲットだぜ。(笑)
続く第2セットである。
相手ペアは、おや、サーブ順、変えなかったのか。女性のサーブからである。
あくまで太陽を背にしたコートは女性からって考えなのかな。
ここを、ブレークできそうでできなかった。
おっと、良くない流れ。
1セット戦ってみてはっきりわかったことだが、相手男性の決定力はハンパではない。
しかも、コートカバーリングもすばらしく、女性側に打ったボールもかなりの高確率でひろってくる。
それもチャンスボールを甘く返すのではなくきちんと凌ぎのボールになっている。
彼、タダモンじゃないな。
(後で調べたら、4年前のAクラス第3位に同じお名前を発見。別人の可能性もないではないが、同一人物と言われても納得の強さである。ちなみに、4年前なので(その後、市民大会に出ている形跡はないので)、誰かさんと違い、レギュレーションには一応引っかからない。笑)
一方、サーブ順を変えた我が方。第2ゲームのワタシのサーブをブレークされてしまった。
あちゃ。
ゲームカウント0-3のビハインドだ。
ここで、ゲームカウントを間違えたワタクシ、スコアボードを1-2にしてコートチェンジしたのだが、ネット裏の相手ペア応援団が口々にブーイング。「間違ってるよ!」って、それ事実ではあるけれど、外野から言うのは違反では?
闘争心に火がついたワタシ。そして、相方も静かに燃える。
こんなうるさく口汚い応援団に負けてられるか。
(そういえば、2回戦で当たった口汚い男もここのクラブだったっけ。下品な応援が流儀なのかね。やだやだ。)
しかし、ゲームカウント4-4にまで一旦は追いついたものの、40-40からの一本勝負を取れずに、最後は振り切られた。うーん、残念。
第2セットは4-6で相手さん。これでセットカウント1-1、ファイナルセットに突入である。
ついでにいうと、ニューボールに交換なのだった。
ワタクシ、ひそかに思い起こす。
学生時代から通算しても、3セットマッチをフルに戦った経験は決して多くない。
だが、フルセットにもつれて負けた経験がないのだ。
負けるときは0-2のストレート。1セットでも取ったときは、必ず勝利を呼び込んできた。
ふん、今回も負けるわけがない。
サーブはフラット、スピン、スライスを織り交ぜ、なるべくサーブ主導でのポイントを積み上げる。
相方のサービスゲームでは、ポーチ出まくり、フェイントかけまくりでプレッシャーをかけ、相手を混乱させる。
リターンゲームでは、女性の頭をロブで越してしまうのではなく、まずハイボレーをさせる。相手男性がカバーに入ってスマッシュくらうよりも、こっちのほうが断然楽だ。
で、最後は相手のボールがこちらのネットを越さずに。。。
優勝決定。
スコア 2-1 (6-4、4-6、6-1)
大願成就である。
隣のコートでAクラスの決勝が行われている。
あちこちの市民大会、区民大会でよく見かけるベテラン男性のペアと、先日の団体戦でワタシとNori君ペアがコテンパンにやられた、有名大学テニス部出身の若いオニーチャン(とその奥様)のペア。
白熱の展開。
あっ、オニーチャン、ラケット叩きつけた! マッケンローみたい。
かわいそうなアエロプロドライブである。いいラケットなのに。
ラケット虐待はペナルティだよ。(セルフジャッジにそんなのあるのか知らんけど。)
良くも悪くも、本当に若い。
それでも、結局、最後は優勝した。強いなぁ。
我がクラブ、実は、前日に盛大な新年会が催されていたのである。
ワタシも参加したかったけど、早くからこの日程は決勝前日だと判っていたので、出欠についてはギリギリまで保留。
ガマンした甲斐がありました・・・。(テニス>酒)
付き合いの悪いワタシで申し訳ない!
今晩いかがぁ~?こと、下ネタ女王さん、寝不足(?)にもかかわらず、応援に来ていただきありがとうございました。
二日酔いの皆さん、応援メールなどありがとうございました。
ラケットも、ほんといい感じでした。
(ほぼぶっつけ本番でいきなり使ったのに、全く問題なし。むしろコントロール性能UP↑。)
さて、今のままだと勝てないクラスにしかだんだん出られなくなってくなぁ・・・がんばらなきゃ。