2010年05月03日
【感想】消失 高杉良
金融腐食列島 完結編 である。
いやー長かった。「ここに至るまで」も、そしてこの「完結編そのもの」も。
このシリーズの初期の方の作品は、リアルとエンターテイメントの調合が実に良い按配で、非常に楽しめた。
その流れでずっと続きを読んできたのだが、正直、だんだん質が下がってきた感がある。
もともとは良質な経済小説だったのが、最後には半分不倫小説になっちゃった。
主人公の竹中治夫もJFG銀行副頭取にまで上り詰めた。
なんだか、初芝電機のえらいひとみたいだ。(笑)
でも、今はとりあえず読み切ったという満足感が大きい。
現実の経済界、特に銀行を中心とした金融業界の動きについて、こういう見方があるのかという意味で勉強にもなったしね。
中年男と若い美女の恋も、まあ、「おとぎ話」と思って読めば楽しい。
そういう意味で、損はなかったと思いたい、かな。
いやー長かった。「ここに至るまで」も、そしてこの「完結編そのもの」も。
このシリーズの初期の方の作品は、リアルとエンターテイメントの調合が実に良い按配で、非常に楽しめた。
その流れでずっと続きを読んできたのだが、正直、だんだん質が下がってきた感がある。
もともとは良質な経済小説だったのが、最後には半分不倫小説になっちゃった。
主人公の竹中治夫もJFG銀行副頭取にまで上り詰めた。
なんだか、初芝電機のえらいひとみたいだ。(笑)
でも、今はとりあえず読み切ったという満足感が大きい。
現実の経済界、特に銀行を中心とした金融業界の動きについて、こういう見方があるのかという意味で勉強にもなったしね。
中年男と若い美女の恋も、まあ、「おとぎ話」と思って読めば楽しい。
そういう意味で、損はなかったと思いたい、かな。
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