2007年07月10日
「世界征服」は可能か? / 岡田斗司夫
以前、この著者の本で、オタクのことが書いてあるものを読んだことがある。
残念ながら書名は忘れたが、なかなか面白いことをいう人だなあという印象が残っていた。
それが、このインパクトある(?)書名とともに目に入ってきたのは先週末のことである。早速、興味本位で購入。
子供の頃、夢中になって見ていたマンガ、アニメ、TVドラマには、世界征服(もしくは地球侵略)を目論む「悪の存在」が不可欠だった。しかし、彼らが真の目的は何だったのかなんて、考えてみたこともない。
子供だったから、あるいは所詮フィクションと言ってしまえばそれまでだが、そういわれてみれば確かに、どうしてショッカーは世界征服をしたかったのだろうね???
これ、最初はおちゃらけた分析本だと思っていたのだが、そんな問題提起などを読み進めるうちにどんどん印象が変わっっていった。
いやいやなかなかどうして、かなり理に適ったことが書いてあるのだ。
ぶっちゃけ、面白いってやつ?(^^;
以下、読んで思ったこと。
・ 世界征服はかなりの重労働であり、相当な心理的プレッシャーを伴う。
・ 征服のプロセスもさることながら、征服後の統治はもっと大変である。
・ そして、結局のところ、征服後、統治者は「世界の良き主人」でなければならない。
(そうでなければ、他の統治者にとってかわられるか、または世界が滅ぶ。)
従って、統治が上手にできる人物や組織ならば、案外、世界征服されてみるのもいいかもしれん。
だって、たぶん、世の中が平和になるもの。(笑)
紛争が起きたときの解決責任は、世界征服を成し遂げた統治者にあるわけで。
統治者の力が強大であるほど、紛争は起きにくくなるし、起きても迅速な解決が望める。
世界征服を成し遂げたほどの人物・組織なら適任である。
悪くないじゃん、と思いません?
いや、危険な思想だというのは承知のうえですよ、もちろん。(^^;
「世界征服」は可能か? / 岡田斗司夫 (ちくまプリマー新書)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480687623/
残念ながら書名は忘れたが、なかなか面白いことをいう人だなあという印象が残っていた。
それが、このインパクトある(?)書名とともに目に入ってきたのは先週末のことである。早速、興味本位で購入。
子供の頃、夢中になって見ていたマンガ、アニメ、TVドラマには、世界征服(もしくは地球侵略)を目論む「悪の存在」が不可欠だった。しかし、彼らが真の目的は何だったのかなんて、考えてみたこともない。
子供だったから、あるいは所詮フィクションと言ってしまえばそれまでだが、そういわれてみれば確かに、どうしてショッカーは世界征服をしたかったのだろうね???
これ、最初はおちゃらけた分析本だと思っていたのだが、そんな問題提起などを読み進めるうちにどんどん印象が変わっっていった。
いやいやなかなかどうして、かなり理に適ったことが書いてあるのだ。
ぶっちゃけ、面白いってやつ?(^^;
以下、読んで思ったこと。
・ 世界征服はかなりの重労働であり、相当な心理的プレッシャーを伴う。
・ 征服のプロセスもさることながら、征服後の統治はもっと大変である。
・ そして、結局のところ、征服後、統治者は「世界の良き主人」でなければならない。
(そうでなければ、他の統治者にとってかわられるか、または世界が滅ぶ。)
従って、統治が上手にできる人物や組織ならば、案外、世界征服されてみるのもいいかもしれん。
だって、たぶん、世の中が平和になるもの。(笑)
紛争が起きたときの解決責任は、世界征服を成し遂げた統治者にあるわけで。
統治者の力が強大であるほど、紛争は起きにくくなるし、起きても迅速な解決が望める。
世界征服を成し遂げたほどの人物・組織なら適任である。
悪くないじゃん、と思いません?
いや、危険な思想だというのは承知のうえですよ、もちろん。(^^;
「世界征服」は可能か? / 岡田斗司夫 (ちくまプリマー新書)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480687623/