2008年09月05日
探偵ガリレオ / 東野圭吾
短編集だから、というわけではないが、今まで読んでなかった。新品を買うには今さら感が強すぎることもあり、ブックオフで購入。300円ナリ。草薙刑事と湯川洵教授(本書では助教授)が登場する点で、「容疑者Xの献身」に連なる「探偵ガリレオシリーズ」ということなのだが、お話自体は独立しているので、どっちを先に読んだからどう、ということはない。その意味では、後からでも読者・ファンを獲得しやすい構造になっている。意図的にやっているとすれば、かなりの商売上手だ。(「千里眼」シリーズの松岡圭祐ほどではないけどね。^^;) 本書はトリックに理系ネタをふんだんに使っているので、ふうんというストーリーが多い。「本格」かそうでないか、と言われると、「本格」ミステリーではないのかもね。短編ということもあって、気楽に読めるので、通勤のお供にはちょうどよかったかな。あ、きりうは福山雅治主演のTVドラマの方は見てないので、そちらとの比較等はできません。念のため。探偵ガリレオ / 東野圭吾 (文春文庫)