2007年07月30日
生物と無生物のあいだ / 福岡伸一
あちこちのBlogで評判の高い本書、7/22(日)の朝日新聞の書評にも載り、これはいよいよ読まなくては、と思って手にした一冊。
先週の人間ドックでの検査待ちの時間を利用して読了。
きりうは高校時代、「生物」の時間が退屈で眠くて、そのくせテストばっかり難しくて、本当に大嫌いだったのだが、
いやー、この本は非常に面白い。多くの皆さんが賞賛するのも頷ける。
何よりも、文章がうまいんだな。生物学者にしておくのは勿体ない。(笑)
さて、生きているとはどういうことか。
あまり考えたことがなかったが、これは難問なのですね。
自己複製するシステムという定義をいったん与えた上で本書の考察がスタートするのだが、どうやらこの定義は確かな答えではないらしい。
生物には時間があり、生物は機械ではない、ということなのだが・・・さて。
(気になる方は読んでみてください。)
この本は、専門的な意味合いからは食い足りないのかもしれない。
だが、分子生物学に無知・無関心な層に対し、基礎的な知識を理解させるに十分な説明力を保持しながら、
より一層の興味を抱かせるに十分な魅力を併せ持っている、と思う。
新書で感動したのは久しぶりである。
生物と無生物のあいだ / 福岡伸一 (講談社現代新書)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1498916
先週の人間ドックでの検査待ちの時間を利用して読了。
きりうは高校時代、「生物」の時間が退屈で眠くて、そのくせテストばっかり難しくて、本当に大嫌いだったのだが、
いやー、この本は非常に面白い。多くの皆さんが賞賛するのも頷ける。
何よりも、文章がうまいんだな。生物学者にしておくのは勿体ない。(笑)
さて、生きているとはどういうことか。
あまり考えたことがなかったが、これは難問なのですね。
自己複製するシステムという定義をいったん与えた上で本書の考察がスタートするのだが、どうやらこの定義は確かな答えではないらしい。
生物には時間があり、生物は機械ではない、ということなのだが・・・さて。
(気になる方は読んでみてください。)
この本は、専門的な意味合いからは食い足りないのかもしれない。
だが、分子生物学に無知・無関心な層に対し、基礎的な知識を理解させるに十分な説明力を保持しながら、
より一層の興味を抱かせるに十分な魅力を併せ持っている、と思う。
新書で感動したのは久しぶりである。
生物と無生物のあいだ / 福岡伸一 (講談社現代新書)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1498916
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