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きりう
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沈まぬ太陽 御巣鷹山編 / 山崎豊子

あれから23年の本日、御巣鷹山編を読了。今、これを読んでいる、と雑談交じりに上司に話したところ、「きりう君、この巻は読む場所を考えた方がいいよ」と言った。うん、その意味がよぉ~くわかったよ。いったい何度涙があふれたことか。嗚呼。************* 会社と労組の対立、そこからくる不当人事を描いたアフリカ編とは、だいぶ趣が違う。おそらく、あの事故、特にその遺族に焦点を絞って書かれているからだろう。そして、関係者、被害者、遺族等々、実名が出てくる点。やはりあの事故とこの小説は、部分的であるにせよ、リアルにつながっているのだ。これが社会的な反響を大きくした一番のポイントであろうと思う。「隠された証言」との事実関係における整合性もぴたりと合って(もちろん解釈というか扱いは違うのだが)、 改めて23年前のあの日に思いを馳せた。************* 今、続きの「会長室編」を読み始めている。「空の安全」は果たして確立されるのか。昨日、今日、明日が夏休みのきりうとしては、この機に一気に読み進めてしまいたいところ。ああ、でも明日もテニスの予定が...。(^^; 沈まぬ太陽(三) 御巣鷹山編 / 山崎豊子 (新潮文庫)
投稿者 きりう 22:59 | コメント(0)| トラックバック(0)
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