2009年05月13日
【感想】余命
谷村志穂という名前は「結婚しないかもしれない症候群」とセットで記憶の片隅にはあった。
それ以上でもそれ以下でもなく、ワタシにとっては本書が著者の作品とのファーストコンタクト。
この文庫自体は、実家に住む母親のものである。
それを借りて読んだという妹が、珍しくワタシに勧めてきて、又借りしたのである。
オススメの理由は何さ?
読んでみてわかった。
主人公は乳がんだ。しかも再発。
出産もからめて生と死を扱うという構成は、まあ、ぶっちゃけていえば「お涙頂戴」である。
妹からも「読む場所は考えたほうがいいよ」というありがたい助言つきだったが、そういうことだったのね。(笑)
細かいところで、ちょっと!というツッコミどころが多く、どうしても無理はある。
少しばかりだが癌の経験や知識があるワタシとしては、そういうトコがどうしたって気になってしまう。
(ちなみに、医学的には5年間の再発・転移がなくて初めて完治という定義らしいので、その意味では、ワタシはまだ現役の癌患者である。)
でも、さすがに映画化されたほどのストーリー。
展開はなかなかだし、ところどころにある涙腺を刺激する描写もニクイ。
例えば、癌と縁のなかった人に考えてもらうきっかけにするには、いいお話だともいえるかな。
そこの元気で健康な人! ちょっとこれ、読んでみませんか?
それ以上でもそれ以下でもなく、ワタシにとっては本書が著者の作品とのファーストコンタクト。
この文庫自体は、実家に住む母親のものである。
それを借りて読んだという妹が、珍しくワタシに勧めてきて、又借りしたのである。
オススメの理由は何さ?
読んでみてわかった。
主人公は乳がんだ。しかも再発。
出産もからめて生と死を扱うという構成は、まあ、ぶっちゃけていえば「お涙頂戴」である。
妹からも「読む場所は考えたほうがいいよ」というありがたい助言つきだったが、そういうことだったのね。(笑)
細かいところで、ちょっと!というツッコミどころが多く、どうしても無理はある。
少しばかりだが癌の経験や知識があるワタシとしては、そういうトコがどうしたって気になってしまう。
(ちなみに、医学的には5年間の再発・転移がなくて初めて完治という定義らしいので、その意味では、ワタシはまだ現役の癌患者である。)
でも、さすがに映画化されたほどのストーリー。
展開はなかなかだし、ところどころにある涙腺を刺激する描写もニクイ。
例えば、癌と縁のなかった人に考えてもらうきっかけにするには、いいお話だともいえるかな。
そこの元気で健康な人! ちょっとこれ、読んでみませんか?
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