2009年12月16日
【感想】謎とき村上春樹 石原千秋
「1Q84」で久しぶりに村上春樹を味わったのは、先月のこと。
ふと思い立って、「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」を読み返してみた。
すると、学生時代の感想と何かちょっと違う…
人生経験を積んだ分、解釈の広がり・深みが出てきたのかな、これは。
そんな中で、ふと目に留まったのが本書。
おお、あの「中学入試 国語のルール」で目から鱗の解説をされていた石原千秋先生だ。
(リンク先見にくくてごめんなさい。移転時の不具合を未修正のままでした。^^;)
謎だらけの小説から、誰も見つけてない宝物を探し当てることができるか-。
「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」など全5作品を取り上げ、「自己神話化」する村上春樹文学の謎ときを試みる。
で、早速読む。
大学での講義録に加筆したものらしいが、面白い。
そうか、そういう解釈もあるのか。
大概は「わざわざそんな難しい読み方しなくても」という類の解釈ではあるのだが、ところどころ「おお鋭い!」と思わず膝を打った部分もあり、さすが著者、と思った次第。
特に「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」は、ほぼワタシ自身の感想にも合致していた。
これは気持ち良いね。(^^)
そんなわけで、村上春樹をちょっと深めた2009年の最終月なのである。
さて、次は誰の新作いこうか・・・
ふと思い立って、「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」を読み返してみた。
すると、学生時代の感想と何かちょっと違う…
人生経験を積んだ分、解釈の広がり・深みが出てきたのかな、これは。
そんな中で、ふと目に留まったのが本書。
おお、あの「中学入試 国語のルール」で目から鱗の解説をされていた石原千秋先生だ。
(リンク先見にくくてごめんなさい。移転時の不具合を未修正のままでした。^^;)
謎だらけの小説から、誰も見つけてない宝物を探し当てることができるか-。
「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」など全5作品を取り上げ、「自己神話化」する村上春樹文学の謎ときを試みる。
で、早速読む。
大学での講義録に加筆したものらしいが、面白い。
そうか、そういう解釈もあるのか。
大概は「わざわざそんな難しい読み方しなくても」という類の解釈ではあるのだが、ところどころ「おお鋭い!」と思わず膝を打った部分もあり、さすが著者、と思った次第。
特に「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」は、ほぼワタシ自身の感想にも合致していた。
これは気持ち良いね。(^^)
そんなわけで、村上春樹をちょっと深めた2009年の最終月なのである。
さて、次は誰の新作いこうか・・・
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