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きりう
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【感想】百瀬、こっちを向いて。 中田永一

何気なく手に取った一冊。

「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。
野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。
しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。
「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」
恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。


ふーん、中短編集なら、通勤時にも読みやすいかな。
・・くらいの感じ。

しかし、裏切られたねー。良い方に、だけど。

読めちゃったのだ。
ミステリー要素ありつつの恋愛小説。
純愛系/青春系の味わいで、爽やかな読後感である。
文体もやわらかくて、物語のテイストに見事にマッチ。

あっという間に読了。
すごいじゃん、この作家さん。何者よ?

そう思って、読後にネット検索してみた。
するとどうだろう。
この中田永一という著者の正体は、実はさる有名作家である、とか。
なるほどぉ。

真偽について云々するのはこの記事の主題ではないので、ここまでにしておく。
気になる方は、まず、読んでみてください。
オススメです。


| 投稿者 きりう 22:14 | コメント(0)| トラックバック(0)
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