2008年05月19日
法律より怖い「会社の掟」 / 稲垣重雄
これも、業務上のヒントが欲しくて手に取った一冊。
日本と欧米の遵法意識の違いなどから紐解いて、我が国における昨今の企業不祥事の原因を明らかにするとともに、どうすればよいかの処方箋についても、一応、言及している。(いまいち理解できなかったけど。^^;)
まあ、社会学的なアプローチで切り込んだ、ということなんでしょう。
この手の本の常として、「最後は経営トップ」という文脈で結論がまとめられている。
どの本も大差ない結論だから、そこが参考にならないのは想定の範囲内。(笑)
本書におけるきりうのファインディングは、「それをやれば儲かる」というスキームを適用できれば、コンプライアンスが促進される可能性がとても高くなるだろうということ。
高度経済成長期に社会問題化した公害も、「環境対策をやれば儲かる」で、沈静化した。
これを昨今の企業不祥事の防止などにも応用できないか、という話である。
・・・と、理想はそのとおりなんだが、なかなか知恵が出ないんだよねえ。
だから、厳罰化に走りがちなわけ。
でも、これって「北風と太陽」の北風みたいなもので、むしろ根深い問題になりかねない、ってか。難しいよなあ。
ということで、やっぱり、悩みは尽きないのである。
法律より怖い「会社の掟」 / 稲垣重雄 (講談社現代新書)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=287939
日本と欧米の遵法意識の違いなどから紐解いて、我が国における昨今の企業不祥事の原因を明らかにするとともに、どうすればよいかの処方箋についても、一応、言及している。(いまいち理解できなかったけど。^^;)
まあ、社会学的なアプローチで切り込んだ、ということなんでしょう。
この手の本の常として、「最後は経営トップ」という文脈で結論がまとめられている。
どの本も大差ない結論だから、そこが参考にならないのは想定の範囲内。(笑)
本書におけるきりうのファインディングは、「それをやれば儲かる」というスキームを適用できれば、コンプライアンスが促進される可能性がとても高くなるだろうということ。
高度経済成長期に社会問題化した公害も、「環境対策をやれば儲かる」で、沈静化した。
これを昨今の企業不祥事の防止などにも応用できないか、という話である。
・・・と、理想はそのとおりなんだが、なかなか知恵が出ないんだよねえ。
だから、厳罰化に走りがちなわけ。
でも、これって「北風と太陽」の北風みたいなもので、むしろ根深い問題になりかねない、ってか。難しいよなあ。
ということで、やっぱり、悩みは尽きないのである。
法律より怖い「会社の掟」 / 稲垣重雄 (講談社現代新書)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=287939