2008年12月18日
それでもボクはやってない いやマジで
つい先日、車両故障だかなんだかでダイヤが少しだけ乱れていた朝のことである。時刻表より数分遅れて到着した電車は、いつも以上の乗車率のようだった。だからといって乗るのを一本見合わせるほどの時間的余裕はない。当然の如く、身体を押し込む。気合一発。しかし、それよりも一瞬アト、きりう以上に無理矢理乗り込んでくる客がいた。女子中学生か、女子高校生か。どっちだかわからないが、とにかく制服姿の若い女だ。閉まるドアを正面に、先客を背にする形で、何とかして乗車。きりうの前には、無理矢理乗車の女子学生。その向こうがドア。混み混みの激混みなので、密着状態だ。列車はすぐに出発する。次の停車駅まで約5分。動き出してほどなく、女子学生がモゾモゾと身体を動かし始める。何だよ、混雑している中で無理に動き回るなよ。と、最初はそう思っていた。ところが、だんだんその動きがおかしくなってくる。ぐいっぐいっと身体の向きを変えようとしているのだ。何事??そうこうするうち、彼女は首をきりうの方に捻ってきた。キッと睨まれる。これはもしや・・・痴漢と間違われてますかね?(--;;;;カバンを持った手は確かに彼女の腰、あるいはその下あたりに密着したポジション。でも、この混雑ではカバンもろとも手を動かすことはかなわず、どうにもならない。仕方がないので、「何でしょう?(^^)」という感じで見返してやる。一瞬の視線のぶつかり。・・・相手が正面を向き直った。ふう、とりあえずセーフ。隣駅が近づいてきた。緊張が高まる。降りるタイミングで、「痴漢です!」とか言われて腕でもつかまれたら極めて危険だ。映画「それでもボクはやってない」を思い出す。おいおいやめてくれよな。キミの一方的な勘違いなんだから。駅に到着。開いたドアからすし詰めの乗客が吐き出される。きりうも然り。目の前にいた彼女は・・・おお、真っ直ぐ階段に向かっているではないか。よかった!**********まったくもう、途中からはいろいろとシュミレーションしてしまったよ、頭の中で。万が一、駅員やら警察やらと話すことになっても絶対に認めちゃいかんな、とかね。思い出すのもおそろしい。もう同じ車両には乗れないなあ。あんな目に遭うのはコリゴリだ。いやぁ、本当に恐かったよ。皆さんも気をつけてくださいね。きりうは、昨日今日と乗り方を工夫しています。自衛策、自衛策。