2009年07月27日
【感想】風が強く吹いている 三浦しをん
驚いた。面白かった。泣いた。感動した。
素人集団が箱根駅伝を目指す。
リアル世界では、あり得ない話だ。
だけど、本作品のディテールといったら!
著者は執筆に6年を要したという。(最相葉月さんの解説より)
なんと周到に準備し、緻密に書き上げたのだろう。
よくぞこれだけのものを、とまず驚いたのである。
ストーリー展開は、大きな流れでいうとまあ想定の範囲。
練習して、速くなって、予選会突破、そして本戦の箱根路。
でも、その予定調和の中で読む者を惹きつける。
1区スタート後はページを繰る手が止まらない。
いやー面白い、実に面白い。
登場人物それぞれの個性を見事に書き分け、それを踏まえてレース中の心理描写に踏み込む。
読者に共感を与えるうまさに、思わず涙腺が緩む。
そして、本当に予定調和的なのだけど、大手町に感動のゴール!
突っ込みどころもないわけじゃないんだけど、何というかな、うん、恐れ入りました、だな。
もう断然オススメです。
今週公開予定の映画も絶対見ようっと。
素人集団が箱根駅伝を目指す。
リアル世界では、あり得ない話だ。
だけど、本作品のディテールといったら!
著者は執筆に6年を要したという。(最相葉月さんの解説より)
なんと周到に準備し、緻密に書き上げたのだろう。
よくぞこれだけのものを、とまず驚いたのである。
ストーリー展開は、大きな流れでいうとまあ想定の範囲。
練習して、速くなって、予選会突破、そして本戦の箱根路。
でも、その予定調和の中で読む者を惹きつける。
1区スタート後はページを繰る手が止まらない。
いやー面白い、実に面白い。
登場人物それぞれの個性を見事に書き分け、それを踏まえてレース中の心理描写に踏み込む。
読者に共感を与えるうまさに、思わず涙腺が緩む。
そして、本当に予定調和的なのだけど、大手町に感動のゴール!
突っ込みどころもないわけじゃないんだけど、何というかな、うん、恐れ入りました、だな。
もう断然オススメです。
今週公開予定の映画も絶対見ようっと。