2009年07月22日
【感想】終末のフール 伊坂幸太郎
3年後に世界が終わる。
小惑星が地球と衝突し、人類は滅亡するのだ。
そういう設定のお話である。
でも、ヒーローが出てきて滅亡を食い止めたり、逆に滅亡していくさまを描いたりするような小説ではない。
終わりの見えた世界で、人々が何を思い、何を語り、どう行動するか。
ある意味、とても興味深い、想像上のシナリオが、そこにある。
ありそうで、なさそうな、でもやっぱりありそうな、そんな8つのケース。
著者は、緻密に計算されたストーリーを描くのが本当にうまいと思う。
8つのお話がきちんと一つの世界を構成していて、随所で登場人物のクロスオーバーがある。
それも、なるほど、と思うような意味ある出方でね。
人間ドックの待ち時間に読んだ文庫本だったが、なかなか楽しめました。
小惑星が地球と衝突し、人類は滅亡するのだ。
そういう設定のお話である。
でも、ヒーローが出てきて滅亡を食い止めたり、逆に滅亡していくさまを描いたりするような小説ではない。
終わりの見えた世界で、人々が何を思い、何を語り、どう行動するか。
ある意味、とても興味深い、想像上のシナリオが、そこにある。
ありそうで、なさそうな、でもやっぱりありそうな、そんな8つのケース。
著者は、緻密に計算されたストーリーを描くのが本当にうまいと思う。
8つのお話がきちんと一つの世界を構成していて、随所で登場人物のクロスオーバーがある。
それも、なるほど、と思うような意味ある出方でね。
人間ドックの待ち時間に読んだ文庫本だったが、なかなか楽しめました。
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