2012年05月17日
【感想】六つの手掛かり 乾くるみ
乾くるみといえば、「イニシエーション・ラブ」ですっかり騙されて以来、気になり続けている作家さんである。
最初に知ったときは寡作だと聞いていたので、書店等に寄ってもあまり入念なチェックはしてなかったのだが、本作品は偶然目について迷わず購入した。
(でも、ネットで調べてみると、その後それなりに書いているようだ。もうチョイちゃんと見なくっちゃ。)
さて、内容。
短編ミステリー集で、それぞれの作品に数字のタイトルが用いられている。
最初が「六つの玉」。
次が、「五つのプレゼント」。
その後、それぞれ四、三、二にまつわる物語が続き、最後が「一巻の終わり」。
全編通して、主人公は「林茶父」なる人物で、名探偵よろしく次々と事件を解き明かしていくという組み立てだ。
これがなかなか。
夢中になってページを繰る、というタイプの本ではないし、最後の最後に衝撃の結末が、というものでもない。
でも、面白い。
強いてたとえるなら、パズルを解いているみたいな、という感じですかね。
短編は通勤の友にはぴったりだし、オトクな一冊だった。
ライトに楽しみたい向きにどうぞってところでしょうか。
最初に知ったときは寡作だと聞いていたので、書店等に寄ってもあまり入念なチェックはしてなかったのだが、本作品は偶然目について迷わず購入した。
(でも、ネットで調べてみると、その後それなりに書いているようだ。もうチョイちゃんと見なくっちゃ。)
さて、内容。
短編ミステリー集で、それぞれの作品に数字のタイトルが用いられている。
最初が「六つの玉」。
次が、「五つのプレゼント」。
その後、それぞれ四、三、二にまつわる物語が続き、最後が「一巻の終わり」。
全編通して、主人公は「林茶父」なる人物で、名探偵よろしく次々と事件を解き明かしていくという組み立てだ。
これがなかなか。
夢中になってページを繰る、というタイプの本ではないし、最後の最後に衝撃の結末が、というものでもない。
でも、面白い。
強いてたとえるなら、パズルを解いているみたいな、という感じですかね。
短編は通勤の友にはぴったりだし、オトクな一冊だった。
ライトに楽しみたい向きにどうぞってところでしょうか。
コメント
この記事へのコメントはありません。