2007年08月07日
組織行動の「まずい!!」学 / 樋口晴彦
とある法律系Blogに、この”「まずい!!」学”というキーワードを冠した本がなかなかよい、という書評があったので、ふらりと立ち寄った書店で購入したのだが、後で確認してみると、その書評は、”「まずい!!」学 組織はこうしてウソをつく”という、同一著者による、よく似たタイトルの新刊のことであった。(^^;
でも、この本もなかなかいいところを突いている。
ミスや不祥事は、とかく犯人探しに明け暮れ、生贄をみつけたところで”責任”をとって幕引きというパターンが多いが、個人に明確な帰責事由がある重大事故や不祥事というのは実際には少なく、むしろそれは「組織」という特有の要因によって発生したり、増幅されたりするものだろうと思う。
本書は、世間的に有名な近年の企業不祥事等を例に出し、それらが「組織」において発生したメカニズムをかなりの程度まで明らかにしている。
新書レベルでは、それだけでも大したものだが、なんといっても、わかりやすいのがいい。
間違えて買ってしまった本だが、仕事上の参考として、十分な示唆をもらうことができ、結果としては、なかなか満足できた。
ということで、もともとのねらいだった方の本も、近々、読んでみようと思う。
・・・それにしても、ドジですね。(^^;;;
組織行動の「まずい!!」学 / 樋口晴彦 (祥伝社新書)
http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=4396110448
でも、この本もなかなかいいところを突いている。
ミスや不祥事は、とかく犯人探しに明け暮れ、生贄をみつけたところで”責任”をとって幕引きというパターンが多いが、個人に明確な帰責事由がある重大事故や不祥事というのは実際には少なく、むしろそれは「組織」という特有の要因によって発生したり、増幅されたりするものだろうと思う。
本書は、世間的に有名な近年の企業不祥事等を例に出し、それらが「組織」において発生したメカニズムをかなりの程度まで明らかにしている。
新書レベルでは、それだけでも大したものだが、なんといっても、わかりやすいのがいい。
間違えて買ってしまった本だが、仕事上の参考として、十分な示唆をもらうことができ、結果としては、なかなか満足できた。
ということで、もともとのねらいだった方の本も、近々、読んでみようと思う。
・・・それにしても、ドジですね。(^^;;;
組織行動の「まずい!!」学 / 樋口晴彦 (祥伝社新書)
http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=4396110448