2008年11月01日
クワイエットルームにようこそ
昨年の公開中、観たいと思いながら果たせなかった本作品。何気に立ち寄ったTSUTAYAで目に留まり、レンタルしてきた。予告編の印象では、気軽に楽しめるコメディ風のお話と思っていたのだが、いやいやどうして、実は深いテーマを扱っているのだった。確かに笑いの要素が随所に入っているが、本質は人間の心のダークな部分を描こうとしたドラマではないかと。そんなわけで、観始めた時の気分と観終わった時の感想がかなり異なるものとなった。何気に、すごいことだと思う。内田有紀は、本作品が離婚後初の主演。かなりイイ演技だ。思わず引き込まれたのは、彼女の現実の境遇とも無縁ではないかもしれないが、それにしてもイイ味出していたと思う。私生活の経験をバネに、ひと皮剥けましたかね(と勝手に想像)。それ以上に「やるな」と思ったのが、蒼井優。彼女が主演したフラガールでも、もちろん素晴らしいと思ったのだが、本作品での拒食症患者の方が、何というか、凄みがある感じ。魅せるね。それにしても、想定外にいろいろ考えさせられたDVDでした。悪いのはシステムかぁ。孤独な場所かぁ。Life_is_Happy@loop.comかぁ。んんん~、人生ってなんだろう。。。クワイエットルームにようこそ (公式サイト)http://www.quietroom-movie.com/