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きりう
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【感想】名もなき毒 宮部みゆき

ハードカバーが出たときに気になったものの、結局購入せずじまい。
いずれ文庫になってから読もうと思っていた本作品が、このたび、文庫ではなく新書版になって登場した。
買って、一気読みである。

ノートノートノートノート

今多コンツェルンの広報室では、ひとりのアルバイトを雇った。編集経験があると自称して採用された原田いずみは、しかし、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、極端なまでの経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも、街では連続して起こった、無差別と思しき毒殺事件が多くの注目を集めていた…。人間の心の陥穽を、圧倒的な筆致で描ききった、現代ミステリーの最高峰。第41回吉川英治文学賞受賞。

ノートノートノートノート

アルバイトの解雇トラブルと無差別連続毒殺事件。
この2つが平行して話が進み、最後に一気にひとつの流れに収斂していくさまは、さすが宮部みゆき、である。
もう、ページを繰る手が止まらないのだよね。おかげでちょいと寝不足だ。どーしよー
(一昨日は全仏オープン、その前がW杯予選。朝が早いので意外とキツいのよ。笑)

誰か―Somebody (文春文庫)に連なる舞台設定は、杉村三郎クンを中心に据えたシリーズ化の予感が漂う。
内容は、前作よりもこっちの方がずっと面白いな。
この後の作品がどれほどのものになるのか、俄然、期待してしまう。

ひさびさに堪能しました。やはり著者の作品はハズレがないね。


| 投稿者 きりう 23:58 | コメント(0) | トラックバック(0)