2007年03月06日
モルヒネ/安達千夏
祥伝社文庫。
きりうの自宅から一番近い書店にて、先週火曜に購入。昨日読了。
「うずくまって泣きました」「私、文庫担当が今一番売りたい本です」というPOPに惹かれ、平積みの中から一冊を手に取る。
帯には、「歯を食いしばって読んだ。涙が止まらなかった。」「すばる文学賞作家が描く、究極の恋愛小説」とある。
裏表紙の惹句。どうも、女性医師と末期癌患者の話らしい。
今のきりう、癌の話はツボである。ものの10秒でお買い上げとあいなった。
・・・で、読後感であるが。
んー好きな文体ではある。いくらでもスイスイと読めそうな。
その意味では、きりうとは相性が良い作家のようだ。(相性が悪いと、大変な遅読になる。)
でもね、泣けなかった。すっげー泣く準備してたのに。
ここが「泣ける」ポイントなんだろうな、というのはわかったけれども。主人公の女医さんの気持ちも、相手の癌患者の気持ちも、概念的には理解できるような気がしたけれども。
しかし、感情移入はできないんだな、これが。
ここのポイントですっと気持ちの入っていける人が、うずくまって泣いたり、歯を食いしばって読んだりするのだろうね。
まだまだ修行が足らんのかな。人生の。
きりうの自宅から一番近い書店にて、先週火曜に購入。昨日読了。
「うずくまって泣きました」「私、文庫担当が今一番売りたい本です」というPOPに惹かれ、平積みの中から一冊を手に取る。
帯には、「歯を食いしばって読んだ。涙が止まらなかった。」「すばる文学賞作家が描く、究極の恋愛小説」とある。
裏表紙の惹句。どうも、女性医師と末期癌患者の話らしい。
今のきりう、癌の話はツボである。ものの10秒でお買い上げとあいなった。
・・・で、読後感であるが。
んー好きな文体ではある。いくらでもスイスイと読めそうな。
その意味では、きりうとは相性が良い作家のようだ。(相性が悪いと、大変な遅読になる。)
でもね、泣けなかった。すっげー泣く準備してたのに。
ここが「泣ける」ポイントなんだろうな、というのはわかったけれども。主人公の女医さんの気持ちも、相手の癌患者の気持ちも、概念的には理解できるような気がしたけれども。
しかし、感情移入はできないんだな、これが。
ここのポイントですっと気持ちの入っていける人が、うずくまって泣いたり、歯を食いしばって読んだりするのだろうね。
まだまだ修行が足らんのかな。人生の。