2009年11月15日
全日本選手権男子シングルス決勝を見てきましたよ
1試合も見ずに今年を終えるわけにはいかない、ということで。
最終日の今日は、男子シングルスの決勝戦。
第1シードの添田豪選手 対 第4シードの杉田祐一選手である。
なんだかんだ言って、見れてよかったよ。
試合に先立ち、杉山愛選手のグランドスラム・シングルス連続出場世界記録記念・特別表彰。
自由席からケータイで撮ったら、こんな画像にしかならないのね。
くそ、デジカメ持ってくるのを忘れたのは失敗だったな。
ともあれ、スーツ姿で笑顔の愛ちゃんであった。
スピーチも、感謝の気持ちがこもっていてとても良かった。
本当にお疲れ様でした!
さて、添田vs杉田。
試合開始と同時に、いきなりヤマ場である。
トスに勝ってサーブを選んだ添田選手、立ちあがりから続けてポイントを落とし、0-40のピンチだ。
ラリー中の打球音が軽やかで心地いい響きの杉田選手に対し、添田選手のショットは、ボコッ!とかドガッ!とか、何だかラケットの真ん中に当たってないぞー、とツッコミを入れたくなるような音が聞こえてくる。
大丈夫かいな。
ここを粘ってデュースに追い上げ、数度のデュースアゲインも何とかサービスキープした添田選手。
さすがはディフェンディング・チャンピオンですな。
しかし、杉田選手は惜しいことをした。
これをブレークしてのスタートだったなら、その後の展開はかなり違ったものになっていたかもしれない。
なぜなら、続く第2Gを添田選手にあっさりブレークされちゃったからである。
オープニングゲームを苦労してキープした、添田選手の勢いが出た感じ。
この後は双方がサービスキープを続けて、第1セットは6-3で添田。
第2セットは、序盤、サービスキープが続く。
ずっと膠着状態が続くかの様相を呈し始めた第5ゲーム、添田がブレーク!
正直、おっ、こりゃ決まっちゃったか、と思った。
それぐらい、両者のサービスゲームが安定していたから。
傍目からは、杉田の方が攻めているように見えるのである。
相手のラケットにも触らせないエースとか、ポイントを「奪っている」という感じ。
思わず拍手を送りたくなるようなショットが目白押しである。
その特徴は、ラリー中のギアアップだ。
ゆったりつないでチャンスをうかがい、相手ボールが甘くなったところで一気にフルショット。
それまでのボールが緩いものだから、ものすごく速く見える。
緩急ってこういうふうにするものなのね。勉強になります。
これに対し、添田はコースと展開で攻めるテニスで、杉田のミスを誘いながらポイントを積み上げていく。
(途中から、打球音もしっかりと良い音になった。当たり前だけど。)
ドロップショットで鮮やかなエースをとった場面も第1セットにはあったが、全体的に見れば、杉田よりは地味な印象。
でも、勝ってるのは添田なんだよね。
こういう試合は、経験則上、地味な方が勝つ。
もうこれで決まりかな。
ところが、杉田祐一選手、この後とっても頑張った。
その後、サービスキープが続き、ゲームカウント5-4となって添田のサービング・フォー・チャンピオンシップ。
ここを何とブレークしたのである。驚異の粘り。
すごかったねぇ。
添田が勝ちビビリで自滅したわけではない(少なくともそうは見えなかった)。
もう、杉田クンが攻めて攻めて攻めまくって獲った、っていうゲームだったのだ。
ぜひ見習いたい、と感じたファイティングスピリット。
ガッツポーズもカッコイイ。(画像がないのが残念なくらいだ。)
キープ・キープで、第2セットのゲームカウントは6-6。
タイブレークに突入だ。
攻める杉田。守る添田。
いや、添田選手も攻めているのだけど、杉田選手の緩急あるショットの方が躍動感があって、「攻撃」の印象がより強いのだ。
心なしか、観客席の応援も杉田選手寄りのような気が…。
しかし、攻撃している分、ミスもするということなのか。
徐々に添田がリードし、結局、タイブレークは7-3で終了。
添田選手の連覇である。
オメデトウゴザイマス。
添田豪 def 杉田祐一 2-0(6-3、7-6(3))
いやはや、堪能しますた。
特にね、負けたとはいえ、杉田選手の緩急あるストローク。
あれは良かった。真似できるように練習しなくちゃ。
けど、それを上回っちゃう添田選手がやはり大したものなのだろうね。
今年は不調もあって、期待したほど世界ランクが伸びなかった添田選手だが、この連覇を良い区切りにして、来年はまたワールドワイドに頑張って欲しいものだ。
(ベテランのトップ選手が軒並み引退することでもあるしね。)
さぁ、イメージトレーニングはバッチリだ。
これでワタシの試合もバッチリ・・・か?(笑)
来週に活かせるようこのイメージを刻みこんでおきます、ハイ。
最終日の今日は、男子シングルスの決勝戦。
第1シードの添田豪選手 対 第4シードの杉田祐一選手である。
なんだかんだ言って、見れてよかったよ。
試合に先立ち、杉山愛選手のグランドスラム・シングルス連続出場世界記録記念・特別表彰。
自由席からケータイで撮ったら、こんな画像にしかならないのね。
くそ、デジカメ持ってくるのを忘れたのは失敗だったな。
ともあれ、スーツ姿で笑顔の愛ちゃんであった。
スピーチも、感謝の気持ちがこもっていてとても良かった。
本当にお疲れ様でした!
さて、添田vs杉田。
試合開始と同時に、いきなりヤマ場である。
トスに勝ってサーブを選んだ添田選手、立ちあがりから続けてポイントを落とし、0-40のピンチだ。
ラリー中の打球音が軽やかで心地いい響きの杉田選手に対し、添田選手のショットは、ボコッ!とかドガッ!とか、何だかラケットの真ん中に当たってないぞー、とツッコミを入れたくなるような音が聞こえてくる。
大丈夫かいな。
ここを粘ってデュースに追い上げ、数度のデュースアゲインも何とかサービスキープした添田選手。
さすがはディフェンディング・チャンピオンですな。
しかし、杉田選手は惜しいことをした。
これをブレークしてのスタートだったなら、その後の展開はかなり違ったものになっていたかもしれない。
なぜなら、続く第2Gを添田選手にあっさりブレークされちゃったからである。
オープニングゲームを苦労してキープした、添田選手の勢いが出た感じ。
この後は双方がサービスキープを続けて、第1セットは6-3で添田。
第2セットは、序盤、サービスキープが続く。
ずっと膠着状態が続くかの様相を呈し始めた第5ゲーム、添田がブレーク!
正直、おっ、こりゃ決まっちゃったか、と思った。
それぐらい、両者のサービスゲームが安定していたから。
傍目からは、杉田の方が攻めているように見えるのである。
相手のラケットにも触らせないエースとか、ポイントを「奪っている」という感じ。
思わず拍手を送りたくなるようなショットが目白押しである。
その特徴は、ラリー中のギアアップだ。
ゆったりつないでチャンスをうかがい、相手ボールが甘くなったところで一気にフルショット。
それまでのボールが緩いものだから、ものすごく速く見える。
緩急ってこういうふうにするものなのね。勉強になります。
これに対し、添田はコースと展開で攻めるテニスで、杉田のミスを誘いながらポイントを積み上げていく。
(途中から、打球音もしっかりと良い音になった。当たり前だけど。)
ドロップショットで鮮やかなエースをとった場面も第1セットにはあったが、全体的に見れば、杉田よりは地味な印象。
でも、勝ってるのは添田なんだよね。
こういう試合は、経験則上、地味な方が勝つ。
もうこれで決まりかな。
ところが、杉田祐一選手、この後とっても頑張った。
その後、サービスキープが続き、ゲームカウント5-4となって添田のサービング・フォー・チャンピオンシップ。
ここを何とブレークしたのである。驚異の粘り。
すごかったねぇ。
添田が勝ちビビリで自滅したわけではない(少なくともそうは見えなかった)。
もう、杉田クンが攻めて攻めて攻めまくって獲った、っていうゲームだったのだ。
ぜひ見習いたい、と感じたファイティングスピリット。
ガッツポーズもカッコイイ。(画像がないのが残念なくらいだ。)
キープ・キープで、第2セットのゲームカウントは6-6。
タイブレークに突入だ。
攻める杉田。守る添田。
いや、添田選手も攻めているのだけど、杉田選手の緩急あるショットの方が躍動感があって、「攻撃」の印象がより強いのだ。
心なしか、観客席の応援も杉田選手寄りのような気が…。
しかし、攻撃している分、ミスもするということなのか。
徐々に添田がリードし、結局、タイブレークは7-3で終了。
添田選手の連覇である。
オメデトウゴザイマス。
添田豪 def 杉田祐一 2-0(6-3、7-6(3))
いやはや、堪能しますた。
特にね、負けたとはいえ、杉田選手の緩急あるストローク。
あれは良かった。真似できるように練習しなくちゃ。
けど、それを上回っちゃう添田選手がやはり大したものなのだろうね。
今年は不調もあって、期待したほど世界ランクが伸びなかった添田選手だが、この連覇を良い区切りにして、来年はまたワールドワイドに頑張って欲しいものだ。
(ベテランのトップ選手が軒並み引退することでもあるしね。)
さぁ、イメージトレーニングはバッチリだ。
これでワタシの試合もバッチリ・・・か?(笑)
来週に活かせるようこのイメージを刻みこんでおきます、ハイ。
全日本行きましたね!さすが!!解説もありがとうございます。
「緩急のあるストローク」のキーワードいただきます!
さて、華やかな全日本決勝の陰で、本日私はS市シングルスに参戦、惨めな結果でした・・・イメトレでますます強くなるきりうさんの足元にも及びませんが、地道に向上を目指して頑張りますので、練習の機会があったらよろしくお願いします<(_ _)>。
「解説」だなんて、とんでもない。知ったかの雑感。適当に読み流してください。(^^;
イメトレは確かにバッチリのはずですが、できもしない技術をできるような気になっている可能性が高い。今度、練習でお相手していただくときには笑ってやってください。