2010年11月26日
【感想】国境の南、太陽の西 村上春樹
一人っ子として、ある欠落感をもっていた始に、小学校時代、同じ一人っ子の女の子の友達が出来る。
25年後、37才の時、2人は再会し、激しい恋におちる――。
かつて、村上春樹にハマったことがある。
それこそ、片っ端から読んだ。
小説だけでなくエッセイや対談など、活字になっているものなら何でもだ。
彼の紡ぎだすその独特の文体が、とにかく好きだったから。
本作品は、ちょうどそんな頃に、新刊として店頭に並んだ。
迷わずに購入したのは言うまでもない。
そして、読み耽った。大好きな春樹節に浸って、いい気分だった。
・・・が。
どうも、ストーリーに入り込めない。
これ、なんか面白いのか?って感じだったのだ。
「あれえ、おかしいなあ」と思いながらページを繰り、気がつけば読了していた。
そんな感想を抱いたのが1992年。
せっかく買った単行本は、いつの間にかブックオフに売却していた。
ところが、先日のことである。
書店でこの文庫が何となく目にとまり、そして、何となく購入してしまったのである。
なんと18年ぶりの再読。
どういう風の吹き回しだろうと自分でも思うくらいだ。
そしたらですよ。
これがもう実にグッとくるわけ。
こういうのを心の琴線に触れるというのかな。
何とも言えない感動があったのだった。
人生、どこで何が起こるかわからない。(大げさ)
初読み当時は、たぶん、この世界を理解するには若すぎたってことなんだろうね。
愛って深いな。
人間修行が足りないんですな。
(って、オチに海老蔵を持ってきたかったわけではないですよ。念のため。)
25年後、37才の時、2人は再会し、激しい恋におちる――。
かつて、村上春樹にハマったことがある。
それこそ、片っ端から読んだ。
小説だけでなくエッセイや対談など、活字になっているものなら何でもだ。
彼の紡ぎだすその独特の文体が、とにかく好きだったから。
本作品は、ちょうどそんな頃に、新刊として店頭に並んだ。
迷わずに購入したのは言うまでもない。
そして、読み耽った。大好きな春樹節に浸って、いい気分だった。
・・・が。
どうも、ストーリーに入り込めない。
これ、なんか面白いのか?って感じだったのだ。
「あれえ、おかしいなあ」と思いながらページを繰り、気がつけば読了していた。
そんな感想を抱いたのが1992年。
せっかく買った単行本は、いつの間にかブックオフに売却していた。
ところが、先日のことである。
書店でこの文庫が何となく目にとまり、そして、何となく購入してしまったのである。
なんと18年ぶりの再読。
どういう風の吹き回しだろうと自分でも思うくらいだ。
そしたらですよ。
これがもう実にグッとくるわけ。
こういうのを心の琴線に触れるというのかな。
何とも言えない感動があったのだった。
人生、どこで何が起こるかわからない。(大げさ)
初読み当時は、たぶん、この世界を理解するには若すぎたってことなんだろうね。
愛って深いな。
人間修行が足りないんですな。
(って、オチに海老蔵を持ってきたかったわけではないですよ。念のため。)