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きりう
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生きる意味・生きた証 ⑬ ~ 痛み ~

体調が回復せず、今日は早めに帰宅。
これだけ更新したら、クスリ飲んで早く寝よう。

------------------

痛み

目が覚める。時間はわからない。消灯時間を過ぎていたことだけは確か。
脇腹が痛い。麻酔が切れたのだろうか。しばし、ベッド上でもがく。
もがくといっても、酸素マスクや点滴のほか、下半身にもチューブがくっついているので、実際にはほとんど身動きがとれない。

ちょうど看護士Iさんが見に来てくれた。ああ、これぞ白衣の天使

手術用の全身麻酔は脊髄から注入されるが、手術後もそのラインを使って痛みを緩和する別のタイプの麻酔が背中に入っている。
痛みが強いときは、手元に置いてあるポンプ状のスイッチを押して、麻酔の注入量を増やす。これで痛みが緩和されるという仕組み。
白衣の天使は使い方をレクチャーしながら、そのスイッチを押す。

 Iさん 「これで大丈夫。」
 きりう 「ありがとうございます。」

ところが、しばらくして痛みが緩和するのと引き換えに、予想外の事象が発生した。

おええ・・・きっ、気持ち悪い!
こみあげる…すっぱい唾液。

手術前の準備として絶食、浣腸を行った後である。胃の中には何もない。
胃にモノがないのに、嘔吐せざるを得ないキビしさ。
横隔膜が動くと、手術で切った脇腹がまた、とても痛い

ついに、初のナースコールである。初めての感慨も何もあったもんじゃない。
早く来てくれぇ~。

現れた白衣の天使。すぐに事情を察知し、手際よくお片づけ。本当にありがたい。

詳しくはよく知らないが、麻酔との相性というのがあるそうである。
きりうの場合、このタイプを多めに使うのは合わなかったようだ。
このため、これ以後退院までの間に痛みが強くなったときは、痛み止めの座薬を使用することになった。
脇腹を切っているために身体を思うように曲げられなくなっているきりうが自分で座薬を入れられるはずもない。
当然(?)、 白衣の天使に積極的な対応(!)をお願いすることになる。
今考えるとメチャメチャ恥ずかしいのだが、このときはそんなことを言っていられる状況ではなかった。

こうして痛みと嘔吐に苦しんだ手術後最初の夜は、いつしか白み始めていたのである。
開腹手術は、甘くない。

<つづく>



腎細胞癌 | 投稿者 きりう 19:06 | コメント(0)| トラックバック(0)
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