2007年04月04日
生きる意味・生きた証 ⑰ ~ 腎細胞癌のこと ~
今日は寒いですね。それに、夕方の雷雨!
明日、春が来たら ♪ とか歌ってる場合じゃなかったですかね。
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腎細胞癌のこと
癌の告知を受けたその日から、自らの病気についての情報を得るため、調べ始めた。
まずインターネット。
国立がんセンターなど、なんとなく権威のありそうな病院のサイトなどを見て、基礎知識を学ぶ。
続いて、闘病記の類。
闘病記のサイトって結構あるのだね。
腎細胞癌のもあって、思わずブックマーク。
こういった闘病記のようなサイトをつくっている皆さんは、実によく勉強しておられる。
ノー天気で全く無知だった自分がちょっと恥ずかしくなった。
特に、「八色の腎ガン記録簿」というサイトは非常に勉強になった。
ああ、先生のあの言葉はこういう意味だったんだ、とか、あの検査の目的はこういうことだったのね、とかいった理解が一気に進んだのは、このサイトのおかげという部分が大きい。
遅ればせながら、この場を借りて<八色さん>にお礼を申し上げたい。
そうして、いろんな情報源から参考になりそうなものをひろって頭の中を整理した。
腎細胞癌は、胃がん、肺がん、女性の乳がんなどに比べると、非常にマイナーな存在である。
一説によると、10万人あたりの発生率は7人~10人くらいだとか。
他の癌の統計データを仔細に調べたわけではないが、どう見ても、あまりたくさんあるタイプの癌ではなさそうである。
腎細胞癌の治療は、外科手術による癌細胞の切除が主流。
抗がん剤はほとんど効果が期待できないとされる。
手術による癌細胞の摘出と並行して、インターフェロンなどによる免疫療法も一部で行われているらしい。
そういえば、入院中、隣ベッドのイビキマンがインターフェロンの投与を受けていたような。
退院するまで、正確な病名を聞かなかったので、別の癌かもしれないが。
転移の可能性が高いのは、肝臓、肺、骨。
腹部だけでなく胸部もCTで撮っていたのはこのためだったのだな。
きりうの場合、癌細胞とそれを覆う皮膜部分を外科手術で取り除いた「部分切除」だったが、少し昔の常識では、全摘出が基本だったとのこと。曰く、微細な癌細胞が正常に見える組織に潜んでいる可能性があり、再発の危険を残すと考えられていたからだそうな。
しかし、最近の研究で、部分切除と全摘出に再発における有意な差が認められないということで、部分切除を行うことが増えているそうである。ふーん。
そういえば、ちょうど、きりうが職場復帰した直後に世間で話題になっていた病気腎の移植というのは、全摘出をやって、癌の部分切除をやって、別人に移植したということなのかしらん?などと思ったり。
リスク因子は、喫煙と肥満。きりうの場合、これらにはどっちも無縁のはずなんだが。
発生しやすい家系があるといわれている、とくると、これはもう自分ではどうしようもないし。(^^;
一族郎党、腎細胞癌に罹ったという話は聞かないけど、どうなんだろうか??
癌組織を切除した後の治癒率などは、情報源によって多少ブレがあるものの、pT1レベルでは80%以上と見てよさそう。予断は許さないものの、これは明るいデータである。
早期ステージではまずほとんどの場合、自覚症状が出ることはないそうである。
進行すると、血尿、腹部腫瘤、疼痛、発熱、体重減少、貧血など。
もちろん、進行するほどに、治る確率は低くなる。
早期に見つけてもらって助かった、とここで実感。
人間ドックさまさま。
超音波エコーの検査技師さまさま。
40歳の定期健康診断を人間ドックに、という会社の健康管理施策さまさま。
*******
1月に実施した3ヵ月後のフォロー検査(CT)でも、異常はみられなかった。
もちろん、今もいたって元気である。
食事も運動も何ら制限はない。
ありがたや、我が人生、ではないか。
<つづく。次回、感動の(?)最終回。>
明日、春が来たら ♪ とか歌ってる場合じゃなかったですかね。
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腎細胞癌のこと
癌の告知を受けたその日から、自らの病気についての情報を得るため、調べ始めた。
まずインターネット。
国立がんセンターなど、なんとなく権威のありそうな病院のサイトなどを見て、基礎知識を学ぶ。
続いて、闘病記の類。
闘病記のサイトって結構あるのだね。
腎細胞癌のもあって、思わずブックマーク。
こういった闘病記のようなサイトをつくっている皆さんは、実によく勉強しておられる。
ノー天気で全く無知だった自分がちょっと恥ずかしくなった。
特に、「八色の腎ガン記録簿」というサイトは非常に勉強になった。
ああ、先生のあの言葉はこういう意味だったんだ、とか、あの検査の目的はこういうことだったのね、とかいった理解が一気に進んだのは、このサイトのおかげという部分が大きい。
遅ればせながら、この場を借りて<八色さん>にお礼を申し上げたい。
そうして、いろんな情報源から参考になりそうなものをひろって頭の中を整理した。
腎細胞癌は、胃がん、肺がん、女性の乳がんなどに比べると、非常にマイナーな存在である。
一説によると、10万人あたりの発生率は7人~10人くらいだとか。
他の癌の統計データを仔細に調べたわけではないが、どう見ても、あまりたくさんあるタイプの癌ではなさそうである。
腎細胞癌の治療は、外科手術による癌細胞の切除が主流。
抗がん剤はほとんど効果が期待できないとされる。
手術による癌細胞の摘出と並行して、インターフェロンなどによる免疫療法も一部で行われているらしい。
そういえば、入院中、隣ベッドのイビキマンがインターフェロンの投与を受けていたような。
退院するまで、正確な病名を聞かなかったので、別の癌かもしれないが。
転移の可能性が高いのは、肝臓、肺、骨。
腹部だけでなく胸部もCTで撮っていたのはこのためだったのだな。
きりうの場合、癌細胞とそれを覆う皮膜部分を外科手術で取り除いた「部分切除」だったが、少し昔の常識では、全摘出が基本だったとのこと。曰く、微細な癌細胞が正常に見える組織に潜んでいる可能性があり、再発の危険を残すと考えられていたからだそうな。
しかし、最近の研究で、部分切除と全摘出に再発における有意な差が認められないということで、部分切除を行うことが増えているそうである。ふーん。
そういえば、ちょうど、きりうが職場復帰した直後に世間で話題になっていた病気腎の移植というのは、全摘出をやって、癌の部分切除をやって、別人に移植したということなのかしらん?などと思ったり。
リスク因子は、喫煙と肥満。きりうの場合、これらにはどっちも無縁のはずなんだが。
発生しやすい家系があるといわれている、とくると、これはもう自分ではどうしようもないし。(^^;
一族郎党、腎細胞癌に罹ったという話は聞かないけど、どうなんだろうか??
癌組織を切除した後の治癒率などは、情報源によって多少ブレがあるものの、pT1レベルでは80%以上と見てよさそう。予断は許さないものの、これは明るいデータである。
早期ステージではまずほとんどの場合、自覚症状が出ることはないそうである。
進行すると、血尿、腹部腫瘤、疼痛、発熱、体重減少、貧血など。
もちろん、進行するほどに、治る確率は低くなる。
早期に見つけてもらって助かった、とここで実感。
人間ドックさまさま。
超音波エコーの検査技師さまさま。
40歳の定期健康診断を人間ドックに、という会社の健康管理施策さまさま。
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1月に実施した3ヵ月後のフォロー検査(CT)でも、異常はみられなかった。
もちろん、今もいたって元気である。
食事も運動も何ら制限はない。
ありがたや、我が人生、ではないか。
<つづく。次回、感動の(?)最終回。>