2007年10月28日
社外取締役 / 牛島信
企業法務担当者として、自分自身がビジネス法務を少しかじっているからだと思うが、
弁護士である著者の物語はいつも楽しく読ませていただいている。
本書も、そういう楽しみをもたらしてくれるという期待のもとに購入した。
でも・・・そう毎度毎度素晴らしい作品ばかりにはならないのも仕方のないことだろう。
それくらい、本書はちょっと「物足りない感」が残った。
大学教授がふとしたきっかけで上場会社の社外取締役になり、その後に企業不祥事が発生。
そこから、もともと学者だった彼の運命が大きく変わっていく・・・というと面白そうなのだが、
実際には、この主人公の大学教授が今ひとつ魅力的でなく、感情移入がしにくいのである。
例によって、法律を舞台装置として効果的に使ってはいるのだが、それだけではどうもねえ。
最後まですいすい読めたが、全般に盛り上がりに欠け、あれれ?と思う間に話が終わる感じ。
まあ、通勤中の息抜きなので、変にドラマティックな話より仕事に入りやすくて良かったのかもしれんが。
社外取締役 / 牛島信 (幻冬社文庫)
http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=201500
弁護士である著者の物語はいつも楽しく読ませていただいている。
本書も、そういう楽しみをもたらしてくれるという期待のもとに購入した。
でも・・・そう毎度毎度素晴らしい作品ばかりにはならないのも仕方のないことだろう。
それくらい、本書はちょっと「物足りない感」が残った。
大学教授がふとしたきっかけで上場会社の社外取締役になり、その後に企業不祥事が発生。
そこから、もともと学者だった彼の運命が大きく変わっていく・・・というと面白そうなのだが、
実際には、この主人公の大学教授が今ひとつ魅力的でなく、感情移入がしにくいのである。
例によって、法律を舞台装置として効果的に使ってはいるのだが、それだけではどうもねえ。
最後まですいすい読めたが、全般に盛り上がりに欠け、あれれ?と思う間に話が終わる感じ。
まあ、通勤中の息抜きなので、変にドラマティックな話より仕事に入りやすくて良かったのかもしれんが。
社外取締役 / 牛島信 (幻冬社文庫)
http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=201500